やり直し
便利屋はストレスを溜めるほうではないのですが、とかく現代人はストレス社会で生きているようです。うつ病は心の風邪と言いますが、風邪をこじらせると大変なことになるので、気楽に心の風邪とは言えないようです。
さて、職場の中で2年ほど前、うつ病だった社員が職場復帰して便利屋と一緒に仕事をしています。うつ病になる前は設計開発の業務をしていたようです。現在は少しづづですが、回復してきた様子です。
最初は便利屋が所属する課ではなく、隣の課で職場復帰したのですが、その課はお局さんに囲まれ、おまけにお局さんのご機嫌取りしかしない管理職の下では、さすがに当人も嫌気を出していたようです。たぶん、人事もそのような課だったらストレスも溜まらないだろうと配慮したのでしょう、見誤った見識に間抜けと言いたいだけですが。
たまたま、便利屋の仕事で人手が足りなかったので手伝ってもらったのが縁で便利屋の所属する課へ異動してきました。異動も多少訳ありで、給湯室の中に居るような課には戻りたくなかったのでしょう。ここにおいて欲しいと頼んできました。たぶん、あそこに居るよりは、ここの方がマシと考えたのでしょう。便利屋も、また病状が悪化してしまっても仕方ないと思ったので部長に言って異動させてやったのです。ついでに隣の課も持て余していたようで好都合だったようです。
しかし、当人も便利屋と同じ技術屋で、今でも設計開発の仕事をしたいと思っているようです。出来れば便利屋も当人の希望が叶えられるようにさせてやりたいのですが、とかく、うつ病になりやすい人格では設計開発のストレスに耐えられるか?不安になります。実際に設計開発のストレスが原因でうつ病になったようですから、かなり難しいと見ています。
これから、どのようにして当人を立ち直らせるかが鍵となっていますが、あまり深く考えず、少しづづ元に戻してあげて、設計開発の部署に戻れるようにさせてやりたいのです。しかし、やり直しが出来る年齢もそろそろ時間の問題になっているのも事実です。その事実を当人は気付いているのか、後で伺うしかないと思う便利屋です。
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